転々し、酩酊

すなわち、世界ではまだ何一つ最終的なことは起こっておらず、世界の、あるいは世界についての最終的な言葉はいまだ語られておらず、世界は開かれていて自由であり、いっさいは未来に控えており、かつまた永遠に未来に控え続けるであろう、と。(『ドストエフスキーの詩学』P.333)

「幻翼浮遊」について

幻翼浮遊

 『幻翼の天使』の最初に書いたやつ。
 これは大学の友人と、なにか冊子を作ろう、ということで7人ぐらい集まって書いたときのもの。
 いざ皆の作品を持ちよってみるとみごとに方向性がバラバラだったので、冊子としてこれはどうなのか? ということになる。結局、雰囲気を統一させよう、ということになり書いたものはボツとなった。


 内容について
 灰羽連盟というアニメを知って、天使モノを書いてみたいなーという気分だった。とりあえず、自分の背中に羽が生えるとどんな生活になるだろう、と妄想をしていた。そんな時に唐突に、幻肢痛、という言葉が浮かんできたので、羽を事故で失う人ももちろんいるよな。そしてそんな人はどんな思いになるだろうか。そんなこんなで生まれた小説です。
 あと途中で行き詰まったので、なんとなく松浦理英子の『葬儀の日』を読んだ。どれぐらい影響が現れているだろうか。

葬儀の日 (河出文庫―BUNGEI Collection)

葬儀の日 (河出文庫―BUNGEI Collection)