転々し、酩酊

すなわち、世界ではまだ何一つ最終的なことは起こっておらず、世界の、あるいは世界についての最終的な言葉はいまだ語られておらず、世界は開かれていて自由であり、いっさいは未来に控えており、かつまた永遠に未来に控え続けるであろう、と。(『ドストエフスキーの詩学』P.333)

「これは天啓」について

これは天啓

『幻翼の天使』の二番目に書いたやつ。

 前回の「幻翼浮遊」は恋愛と、翼がないことの苦悩を描いた。

 今回は『幻翼の天使』の世界観の説明、みたいなもの。翼を持つ人間にスポットを当てたものから、一気に大きな枠に飛んでみた。

 翼がない人間たちが存在しているのかもしれない、ということをみせたかった。あと、科学が発達していて、もう宇宙があるということは解き明かされていること。ほぼ、私たちと同じような価値観を持っていること、ということを書いておかねばならなかった。

 これからも〈僕〉にはたびたび登場してもらう機会があると思う。短すぎると自分では思うのだが、彼の出番は今回はこれでということで、あんな終わりかたになってしまった。