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転々し、酩酊

すなわち、世界ではまだ何一つ最終的なことは起こっておらず、世界の、あるいは世界についての最終的な言葉はいまだ語られておらず、世界は開かれていて自由であり、いっさいは未来に控えており、かつまた永遠に未来に控え続けるであろう、と。(『ドストエフスキーの詩学』P.333)

詩学

詩学002 語り得ないことを語るために

辿町うたげ(id:tadorimachi)です。前回の詩学は「神は細部に宿る――小説のディテールについて」でした。 小説は語りの芸術だ。どう語るか、どう語らないか、どうしたら語れるか、そういうことができる媒体だ。 前回の詩学は、どう語らないかについて話した…

詩学001 神は細部に宿る――小説のディテールについて

小説においてディテールというのは、叮嚀な描写がそうだと言うひとが多いだろう。けれど叮嚀であればあるほどよいわけじゃない。どれだけ読者が解釈できるか。そういう文章こそ、細部がしっかりしている、と僕は感じる。 とにかく例をあげないとわからないだ…